BS(BS放送)
びーえす(びーえすほうそう)静止衛星を利用した放送サービス。BSは英語のBroadcasting Satellitesの略語。
BS放送は、衛星から直接に電波を受信するため、テレビ塔などから受信する地上波放送に比べて、電波が建物や地形の影響で乱れることがないとされているほか、大容量の情報を伝達できるためチャンネル数が多い。
受信のためにはパラボラアンテナが必要であるが、パラボラアンテナで受信した信号を、光ファイバー、ケーブル、インターネットなどで配信するサービスを利用することもできる。
なお、衛星放送には、BS放送のほか、CS(Communication Satellites)放送がある。BS放送は放送専用の衛星を利用しているが、CS放送は通信事業用の衛星を利用するという違いがある。放送のしくみはほぼ同じである。
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関連用語
有線
放送や通信において、同軸ケーブル、光ファイバーなどの伝送線を使って信号を伝達する方式。有線放送、有線電話、ケーブルテレビ(CATV)などで使われている方式である。これに対して、電磁波の空中伝播作用によって伝達する方式が「無線」である。
有線は、電波障害、磁気嵐などの影響を受けることなく安定した信号伝達を確保でき、また、多チャンネル放送、大容量通信にも適するが、伝送線を敷設しなければならず、受信場所が固定される。
例えば、CATVは、放送電波(無線)を高性能アンテナで受信し、自主番組等と一緒にケーブル(有線)で配信するしくみで、ケーブルによるインターネット接続サービスが付加されるなど、有線の特徴を活かした放送・通信サービスである。