最終更新日:2020/5/14
BS(BS放送)
びーえす(びーえすほうそう)静止衛星を利用した放送サービス。BSは英語のBroadcasting Satellitesの略語。
BS放送は、衛星から直接に電波を受信するため、テレビ塔などから受信する地上波放送に比べて、電波が建物や地形の影響で乱れることがないとされているほか、大容量の情報を伝達できるためチャンネル数が多い。
受信のためにはパラボラアンテナが必要であるが、パラボラアンテナで受信した信号を、光ファイバー、ケーブル、インターネットなどで配信するサービスを利用することもできる。
なお、衛星放送には、BS放送のほか、CS(Communication Satellites)放送がある。BS放送は放送専用の衛星を利用しているが、CS放送は通信事業用の衛星を利用するという違いがある。放送のしくみはほぼ同じである。
-- 本文のリンク用語の解説 --
パラボラアンテナ
衛星からさまざまな情報を受信するためのお椀型のアンテナのこと。一般的には、衛星放送受信用のアンテナ(BSアンテナ)のことを指す。
最近のマンションでは、各住戸でそれぞれ設置する必要がないよう、あらかじめ共用のパラボラアンテナを設置し、各住戸への配線によって衛星放送が見られるようにしたものも多い。
パラボラとは放物線のことで、アンテナの内部が放物線の用に半円を描いているところから、この名前がついた。放物線の焦点は光が集まる点としての性質を持っており、この原理を生かし、アンテナに届いた電波は、中央部に設置された受信機に集められる。
パラボラアンテナは電波指向性が高いため、アンテナを電波のくる方向へある程度正確に向ける必要がある。
パラボラとは放物線のことで、アンテナの内部が放物線の用に半円を描いているところから、この名前がついた。放物線の焦点は光が集まる点としての性質を持っており、この原理を生かし、アンテナに届いた電波は、中央部に設置された受信機に集められる。
パラボラアンテナは電波指向性が高いため、アンテナを電波のくる方向へある程度正確に向ける必要がある。
光ファイバー
ガラスやプラスチックの細い繊維を芯として光を通す通信ケーブルのこと。通信データを光の信号でやり取りするため、高速・大容量の情報通信が可能になる利点がある。
ADSLの通信速度が2Mbps〜数十Mbps(bpsは1秒間に1ビットのデータを送信できるという単位)であるのに対して、光ファイバーでは最大通信速度が1Gbpsで設定されているケースが多い(ただし、これはあくまでも理論上の数値であり、一般的には100Mbps以上であれば速度的には問題ないとされている)。このため光ファイバーは、映画などの動画を配信できる情報通信技術とされている。
なお、光ファイバーを各家庭へ引き込むことを「FTTH」(Fiber To The Home)というが、ここから転じて、家庭用の光ファイバー通信サービスのことを「FTTH」と呼ぶ場合がある。
ADSLの通信速度が2Mbps〜数十Mbps(bpsは1秒間に1ビットのデータを送信できるという単位)であるのに対して、光ファイバーでは最大通信速度が1Gbpsで設定されているケースが多い(ただし、これはあくまでも理論上の数値であり、一般的には100Mbps以上であれば速度的には問題ないとされている)。このため光ファイバーは、映画などの動画を配信できる情報通信技術とされている。
なお、光ファイバーを各家庭へ引き込むことを「FTTH」(Fiber To The Home)というが、ここから転じて、家庭用の光ファイバー通信サービスのことを「FTTH」と呼ぶ場合がある。
-- 関連用語 --
有線
放送や通信において、同軸ケーブル、光ファイバーなどの伝送線を使って信号を伝達する方式。有線放送、有線電話、ケーブルテレビ(CATV)などで使われている方式である。これに対して、電磁波の空中伝播作用によって伝達する方式が「無線」である。
有線は、電波障害、磁気嵐などの影響を受けることなく安定した信号伝達を確保でき、また、多チャンネル放送、大容量通信にも適するが、伝送線を敷設しなければならず、受信場所が固定される。
例えば、CATVは、放送電波(無線)を高性能アンテナで受信し、自主番組等と一緒にケーブル(有線)で配信するしくみで、ケーブルによるインターネット接続サービスが付加されるなど、有線の特徴を活かした放送・通信サービスである。