QOL(クオリティオブライフ)
生活の質的な豊かさ。英語のQuality Of Lifeの略語。厳密な定義はないが、生活の満足感を、物質的な豊かさだけでなく、精神的、社会的な豊かさを含めて評価する考え方に基づく概念である。
WHO(World Health Organization(世界保健機関))は、1947年制定の健康憲章において、健康を「単に疾病がないということではなく、身体的、心理的および社会的に完全な満足のいく状態にあること」と定義しているが、QOLはこの定義におおむね合致している。
その水準は、身体的な状態、心理的な状態、社会的な関係性、生活等の環境の状態など複数の視点から評価することになる。方法について、WHOは2つのモデルを示しているが、十分に確立しているとは言い難い。