最終更新日:2020/3/25
ガルバリウム鋼板
がるばりうむこうはんアルミニウムと亜鉛の合金によってめっきされた鋼板。
「ガルバリウム(Galvalume)」という用語は亜鉛めっき(galvanize)とアルミニウム(aluminum)を合成したものとされ、ガルバリウム鋼板を開発した米国の会社による造語である。「ガルバリウム鋼板」という名称は同社の商標として登録されている。それのJIS規格での名称は「溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板」である。
製造に当たってめっきされる合金は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、珪素1.6%の割合(質量比)で原料を溶融したもので、被覆する合金の作用によって鋼板は錆びにくく、光沢がある。
ガルバリウム鋼板は、屋根材、外壁材などとして使われている。ステンレス鋼板より安価であるが、防食性能は劣るとされている。
-- 本文のリンク用語の解説 --
JIS
政府が定めた鉱工業製品等の規格。産業標準化法に基づいて、主務大臣が定める。JISは、Japanese Industrial Standards(ジャパニーズ インダストリアル スタンダーズ)の略語である。
産業標準化を促進するための制度で、定められるのは、製品等の種類、型式、形状、構造、品質などに関する規格である。規格に適合している商品には標章(JISマーク)が記されるが、JISの規格に従うかどうかは原則として任意である。
JISには、固有の番号(部門記号を表すアルファベット1文字と分類番号を表す4桁の数字)が付されていて、仕様書、契約書などにおいて簡便に引用できる。
なお、JISは、従来「日本工業規格」と称されていたが、2019年7月に法律が改正され、名称が「日本産業規格」に変更された。