最終更新日:2021/3/1
紫檀
したん古くから家具、建築材などに利用されている銘木。樹木はマメ科の熱帯産常緑高木で、木目は稠密、心材は堅く重く、紫紅色を呈し、耐久性に優れている。英語のローズウッド(rosewood)も同義である。
紫檀とされる樹種は厳密に決まってはいないが、ツルサイカチ属のいくつかの種とされ、それ以外の樹種は「紫檀系」とするのが通例である。
日本では三大唐木(東南アジア産の木材)の一つとして賞用されてきた。その用途は、高級家具、仏具、内装材、細工物、楽器などである。
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ローズウッド
家具などの材料として使われる銘木(美しく趣がある木材)のひとつ。rose woodは英語名で、和名は「紫檀(したん)」である。
木目が稠密(ちょうみつ)で硬く、腐りにくい。重く硬いため加工しにくいが、耐久性に優れている。古くから、家具材、木工材などとして使われている。
樹木としてのローズウッドは、マメ科ツルサイカチ属(Dalbergia)の常緑高木で、熱帯から亜熱帯に分布する。主な産地は、ブラジル、中米、東南アジアである。資源保護のため、ワシントン条約によって天然木の取引が制限されている。