最終更新日:2022/5/26
土壁
つちかべ土を主な材料とした壁。古くから使われている壁で、一般的な工法は、割り竹や細木を組んで下地(小舞)を造り、それに土に藁や砂を練り混ぜた材料を塗り込み、さらに仕上げ材を上塗りする。用いる材料や質感に応じて、京壁、大津壁、珪藻土壁などの種類がある。
耐火性に優れ、調湿作用があるとされる一方、施工に熟練が必要で、工事に要する期間が長い。
-- 本文のリンク用語の解説 --
珪藻土
藻の一種である珪藻類の遺骸による堆積土で、素材色は白色、灰白色、淡黄色。多孔質で吸水性に富むが、軽くて脆い。もともと研磨材、耐火材、七輪などの材料に使われたが、近年、高い吸放湿性、吸臭・吸音性、断熱性からシックハウス対策として注目され、住宅の内・外壁に使用されることが多い。
漆喰のようにツノマタなどを混ぜた左官塗り用だけでなく、素人でもローラーやハケで簡単に塗れる塗装タイプの製品も開発されている。
漆喰のようにツノマタなどを混ぜた左官塗り用だけでなく、素人でもローラーやハケで簡単に塗れる塗装タイプの製品も開発されている。