遮音等級
しゃおんとうきゅう音の伝搬を遮る性能(遮音性能)を示す指標。音の伝搬には、空気中での伝搬と、固体中での伝搬があるが、それぞれについて遮音性能を示す指標が定められている。
(1)空気中の伝搬について
空気中の伝搬に対する遮音性能を示すのがD値(外部と内部の音量の差を測定)で、値が大きいほど性能が高い。集合住宅の壁の遮音等級は、標準がD-50、許容水準がD-45とされている。
(2)固体中の伝搬について
固体中の衝撃音の伝搬を遮る性能を示すのがL値(上階の一定の衝撃音が下階で聞こえる大きさを測定)で、値が小さいほど性能が高い。
L値は衝撃物の重量によって異なるが、集合住宅の床の遮音等級は、重量衝撃L-50、軽量衝撃L-45が推奨され、標準は両者ともL-55とされている。
-- ここからは本文のリンク用語の解説 --