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最終更新日:2024/3/21

和襖

わぶすま

和室を仕切る伝統的な建具で、引き戸として用いられる。「襖障子」「唐紙(からかみ)」ともいわれる。

格子状の木の骨組みの両面に幾層かの紙や布を貼って造られ、表面には文様を施した紙を貼ることが多い。

なお、和襖に対して、片面が板戸になっている襖を「戸襖」という。

-- 本文のリンク用語の解説 --

和室

畳、障子、欄間など、日本の伝統的な設備によって構成された部屋。「日本間」ともいう。和室の規範は書院造りの主室とされ、床の間、違い棚などが設置されている。だが、これらを備えていない部屋であっても和室であることに変わりはない。 和室は、一般に、木造軸組工法で建築された家屋のなかに設けられる。しかし、建築工法にかかわらず、内装の様式として設置される場合も多い。

引き戸

戸板を溝やレールで導き、横に滑せて開閉する戸。開閉の方式には、一枚の戸板を滑らす「片引き」、二枚の戸板を一筋の溝・レールによって滑らす「両引き」、二筋以上の溝・レールでそれぞれ戸板を滑らす「引き違い」などがある。

戸襖

片面が板の襖。襖は、通常、骨組みの両面に幾層かの紙または布を貼って造られるが(和襖)、戸襖は片面を板戸にしたもので、板の上にクロスなどを張る場合もある。 一般に、和室と洋室を仕切る建具(引き戸)として使われ、板戸の面を洋室側に向けて用いる。