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最終更新日:2024/3/21

田の字プラン

たのじぷらん

マンション間取りの1つで、田の字型に部屋が配置されたものを指す。一般的に、玄関から廊下が真っ直ぐに伸び、その両側に、居室/台所及び浴室(水まわり)のスペース/居室の順に配置されている。この場合、台所と居室を合わせてリビングダイニングにするなど、いくつかのバリエーションがある。

なお、「田の字型」の間取りは、日本の農家建築に多く用いられ、農家の典型的な間取りの1つとされる。この場合には、まず、入り口から奥まで続く広い土間があって、それに面して床上部分がある。そして床面が、土間から見て右回りに、入り口に近い「出居(デイ)」、その奥の「座敷」、その右隣の「納戸」、その手前の「台所」に区切られている。

-- 本文のリンク用語の解説 --

マンション

日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。

本来、マンションは英語では「大邸宅」を指す。日本におけるマンションは、欧米では「アパートメント」と呼ばれている。

間取り

部屋の配置。居間、寝室、台所、浴室などの位置関係や、それぞれの部屋のかたち・広さによって示される。

間取りを図面化したものを「間取図」といい、通常は方位、縮尺が示されている。

なお、「◯LDK」のような表示は、部屋の位置関係が不明であって、間取りを示すものではない。

玄関

建物の表側に設ける出入口。建物の正式な出入口である。屋敷の玄関の造りは、門構えとともに建物の格式を示すとされてきた。 玄関は、土間、上がり框(かまち)、床で構成される。床面の位置は土間よりも高くなっていて、床に上がるときに足場とする部位が上り框である。土間には一般に靴箱や傘立てが設置されているほか、玄関が生花や装飾品で飾られていることも多い。 なお、建物の出入口ではないが、マンション住戸の出入口も玄関とされる。この場合、土間と床との段差はわずかな場合が多い。 また、建物の裏に設置する出入口を「裏玄関」「裏口」、台所からの出入口を「勝手口」という。

リビング

居間。英語のliving room。和風家屋の「茶の間」もリビングである。 個室ではなく、日常生活でのくつろぎのためなどに家族共同で使われる。「○LDK」などと表示する場合の「L」である。     

ダイニング

食事をする部屋。英語のdining room。間取りを示す「◯LDK」のDである。居間や調理室と兼用する場合も多い。 なお、英語のダイニングは食事という意味であって、部屋を示す言葉ではない。例えば 、ダイニングテーブル(食卓)、ダイニングカー(食堂車)にように使われ、部屋を示すときにはダイニングルームとしなければならない。

土間

一般に屋内の玄関部分を地面のまま、あるいは粘土に漆喰を混ぜて叩き込んだ三和土(たたき)で仕上げた土足空間をいう。 コンクリートやタイル貼りした床面のケースなども土間と称するようになった。

座敷

和風家屋において、格式が高い畳敷の部屋を指す。一般に客間として使われるが、居間として利用される場合も多い。また、板の間に対して、畳を敷き詰めた和風の部屋(畳の間)を指すこともある。

納戸

もともとは屋内に設けた衣類などを収納する部屋という意味であるが、不動産広告では採光のための窓がない(または窓が小さい)部屋のことを「納戸」と表示する。 建築基準法によれば、住宅の居室には、採光のための窓などを居室の床面積の7分の1以上の大きさで設けなければならない(建築基準法第28条第1項)。

従って、住宅の構造上、採光のための窓を設けにくい部屋は、建築基準法上の「居室」となることができない。そこで、住宅の販売広告等ではこうした部屋を「納戸」と表示することにしているのである。

また最近は「サービスルーム」、さらにはその頭文字を取って「S」と表示されることも多い。 なお、不動産広告を規制する「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」では、建築基準法の採光等の規定をクリアしていないために「居室」となることができない部屋は「納戸」等と表示することと定めている。