最終更新日:2024/3/21
軽量床衝撃音
けいりょうゆかしょうとつおん椅子などの移動や軽い物を落としたときの軽くて硬い衝撃音。これに対して、人が飛び跳ねたりしたときの重くて鈍い衝撃音を「重量床衝撃音」という。軽量衝撃音の大きさをLL、重量衝撃音の大きさをLHと表記する。
マンションの遮音性能は、一般に、軽量床衝撃音について示され、L値(推定L等級、構造を想定した建物に一定の衝撃を与え、建物空間に伝搬する衝撃音の大きさを推定した数値、数値が小さいほど遮音性能が高い)がLL-45以下とされていることが多い。LL-45の遮音性能は、軽量床衝撃音が小さく聞こえる程度であって、生活実感としては上階の生活が多少意識される状態とされる。
なお、遮音性能は、L値で示されることが多いが、床材については、床衝撃音の低減性能を直接に測定したΔL等級(Δは低減することを示し、数値が大きいほど製品の遮音性能が高い)も用いられている。たとえば、LL-45は、おおむねΔLL(I)-4等級の床材の遮音性能に相当する。
-- 本文のリンク用語の解説 --
マンション
日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。
本来、マンションは英語では「大邸宅」を指す。日本におけるマンションは、欧米では「アパートメント」と呼ばれている。
本来、マンションは英語では「大邸宅」を指す。日本におけるマンションは、欧米では「アパートメント」と呼ばれている。