事業等に伴って生じる環境影響を事前に予測・評価して、意思決定に活かすための仕組みをいう。
環境アセスメントは、次の要素から構成される。
1.意思決定の前に環境影響を調査・予測する
2.より良い意思決定のために代替案等を検討する
3.予測結果等を公開し、公衆からの意見表明を求める
4.予測結果や表明された意見を、最終的な意思決定に反映する
つまり、環境アセスメントは、意思決定の最適性(better decision)を確保する手法である。
このような仕組みを法制化したのが、環境影響評価法であるが、環境アセスメントは、この法律による手続きに限定されないより広範な仕組みであることに注意が必要である。
なお、公有水面の埋立、土地区画整理事業、宅地造成事業などのうち一定の要件に該当するものは、環境影響評価法による環境アセスメントを実施しなければならない。