不動産の市場価値を形成し、または影響を与える基礎的な要因をいう。
不動産市場の分析に当たっては、経済や金融の状況、地域の特性、需要の動向などについて検討すべきとされているが、これらが不動産ファンダメンタルズである。
不動産鑑定評価基準は、不動産価格を形成する要因として、一般的要因(一般経済社会における不動産のあり方およびその価格の水準に影響を与える要因)、地域要因(各地域の特性を形成し、その地域に属する不動産の価格の形成に全般的な影響を与える要因)、個別的要因(不動産に個別性を生じさせ、その価格を個別的に形成する要因)をあげているが、不動産ファンダメンタルズは、おおむね一般的要因および地域要因と一致すると考えられる。