人々のつながり方やつながるしくみを設計すること。
コミュニティデザインの対象は、施設や空間でなく、社会的な活動のかたちである。たとえば、ワークショップによって人々の交流を促す、イベントによって人のつながりを促進するなど、人が共同で活動する場を形成することや、そのためのしくみを整備することは、典型的なコミュニティデザインである。
まちづくりなどにおいても、ハードな施設・空間の形成だけでなく、社会的な関係の形成を促すことが課題となっているが、コミュニティデザインは、その課題に取り組む手法として採用されつつある。
一方で、人のつながりは極めて多元的で、自律的に自生するから、システムとして捉えデザインすることには限界があるし、それに対して外部から関与することの是非も問われている。