中央省庁のひとつで、森林の保続培養、林産物の安定供給の確保、林業の発展、国有林野事業の運営などを任務とし、農林水産省に属する行政機関。建築材料としての木材の生産、流通、消費に関する業務も担当している。
森林監理局や森林監理署(旧営林署)は、林野庁の組織である。
林野庁の仕事は、林業に関する行政事務の実施と、国有林野を監理経営する事業の実施とに大別される。このうち国有林野事業は、国有林野事業特別会計のもとで独立採算を旨に実施されてきたが、国有林野の公益的な機能を一層発揮することなどのために、2012年4月に特別会計を廃止し、一般会計に組み入れられた。