「特定優良賃貸住宅制度」による認定を受けて、民間の事業者が建設・賃貸する賃貸住宅。公共的な支援を受けて供給される中堅所得者向けの居住環境が良好な住宅とされる。
特定優良賃貸住宅は、次のような特徴がある。
(1)居住水準
床面積は原則50〜125平方メートル、居住室は2室以上、耐火構造または準耐火構造、各戸が台所・水洗便所・収納設備・洗面設備・浴室を備えている。
(2)家賃
借主は、契約家賃(一定の基準によって定められる)から家賃減額補助金(借主の所得水準に応じて定められる)を差し引いた金額を負担する。家賃補助期間は、最長20年。補助金は、国・地方公共団体が貸主に支給する。
(3)入居者の選定・賃貸条件
入居者は、一定の条件を満たす者を公募し、抽選で選定する。敷金は3ヶ月以内で、礼金、権利金等はない。