建築物の構造耐力上主要な部分に使用することを主な目的とする製材。日本農林規格(JAS)でその規格が定められている。
製材は自然素材であるため性質にばらつきがあるが、構造用製材のJASは、製品の寸法精度、含水率、強度などに応じて、6種類に分類されている。
なお、建築基準においては、構造耐力上主要な部分に使用する木材の品質は、節、腐れ、繊維の傾斜、丸身等による耐力上の欠点がないものでなければならないとされている。また、木材の圧縮、引張り、曲げ、せん断に対する基準強度は、JASに適合する構造用製材等の分類に応じて定められている。