不動産用語集 - 不動産業務に役立つ基礎知識
都市・開発・インフラ用語

密集市街地

読み: みっしゅうしがいち

老朽化した木造の建築物が密集し、細街路が多くてオープンスぺースが少なく、地震火災が発生した場合には、延焼の防止や円滑な避難が困難になる市街地。

密集市街地であるかどうかの厳密な判定は難しいが、国土交通省の「地震時等に著しく危険な密集市街地」の調査(2012年)では、住宅の密度、不燃化領域の割合などによって評価した「延焼の危険性」と、街路形状、建物の耐震・防火性能などによって評価した「避難の困難性」に基づいて判定されている。

密集市街地の危険性を軽減するために、建物の耐震化・不燃化、街路やオープンスペースの整備、延焼遮断帯の形成などが進められている。