住宅などの購入に当たり、購入資金を金融機関から借り入れて支払い、通常、毎月決まった額を返済していく契約。契約締結に当たり比較的長期の返済計画を策定することから、「ローンを組む」などという。
民法上の「金銭消費貸借契約」の一種であるが、担保手段として売買対象となる住宅に金融機関の抵当権が設定されることが通常であり、元利均等方式が採用されることが多い。勤労者の場合、ボーナスが支給される6月と12月などに、やや多めに返済する契約にして、通常月の返済額を減らしたり、返済期間を短くしたりすることもよく行なわれている。
返済を滞納または返済不能に陥ったと判断されると、催告を通じて金融機関が抵当権を実行する(住宅を競売にかける)可能性がある。