賃貸住宅において、貸主(家主)の代わりに、家賃の集金や物件の管理などの業務を貸主から委託されるなどして行なうこと。またはそれをサービスとして提供する業種。
転勤に伴って居住しているマンションを一時的に賃貸するケースのように賃貸住宅経営の経験のない住宅所有者が資産を有効活用したいという場合や、企業が社宅の運営をアウトソーシングするケースなどもあり、定期借家制度の普及など、賃貸住宅経営の環境変化に対応した動きであるという一面がある。
宅地建物取引業法上、賃貸住宅の媒介および代理業務は、賃貸契約を成立させるための事実行為全般を含むものとされており、一定の報酬制限等の規制が課されているため、家主代行として行なった業務の一部が宅地建物取引業法の規制を受けるかどうかについて問題となる場合がある。